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Kaubel編集部ベビー・キッズライター

3人の子どもを育てながら、離乳食・幼児食コーディネーターの試験に合格。育児や家事を楽にする方法を日々模索するズボラママです。パパやママ、子どもたちの生活を豊かにする厳選したアイテムや情報を発信します!

フォローアップミルクとは

食事や牛乳では摂れない栄養素を補うミルク

フォローアップミルクは、栄養が不足しやすい9カ月頃から3歳頃までの子どものためのミルクです。食事の好き嫌いが多く栄養バランス不安がある、牛乳を飲み始める前のつなぎとして飲ませたいといった方におすすめ。

育児用ミルクとフォローアップミルクの違い

フォローアップミルク 育児用ミルク
目的 食事で摂れない栄養素を補う 発育に必要な栄養素を摂る(母乳の代わり)
飲む時期 9カ月ごろ〜3歳 0カ月〜1歳
飲むタイミング 食事中、後または食間 食事の時間
飲む量 80ml〜120ml(食事中、後)
200ml(食間)
200ml(9〜12カ月)

使う目的が違う

哺乳瓶に入った育児用ミルク
参照元: https://www.photo-ac.com/

育児用ミルクは、できるだけ母乳に近づけていて「母乳」の代用品として作られています。赤ちゃんの発育に必要な栄養成分を配合し、栄養たっぷりなのが特徴。

一方、フォローアップミルクは、離乳食だけでは不足しがちな栄養成分を摂れる飲み物として作られています。「牛乳」の代わりとして飲ませている家庭も多いです。

飲む時期が違う

ミルクを飲む2人の子ども
参照元: https://www.photo-ac.com/

育児用ミルクは0歳〜1歳頃を対象、フォローアップミルクは9カ月頃〜3歳頃までの子どもを対象に作られています。食事を1日3回しっかり食べられているなら、育児用ミルクの栄養は必要なくなるので、フォローアップミルクに切り替えると良いでしょう。

飲むタイミングが違う

ご飯を頬張る子ども
参照元: https://www.photo-ac.com/

育児用ミルクは、赤ちゃんにとっての食事なので食事の時間に飲ませます。一方、フォローアップミルクは食事中や食後だけでなく、食間におやつ代わりとして飲ませるのもおすすめです。どちらのタイミングも食事に影響の出ないように、飲ませ過ぎには注意しましょう。

飲む量が違う

お皿に乗った粉ミルク
参照元: https://www.photo-ac.com/

9カ月頃〜1歳頃の子どもの育児ミルクを飲む量は1回200mlほど。一方、フォローアップミルクは、食事中や食後なら80ml〜120ml、食間なら200mlほどです。食事をきちんと食べられるように、たくさん飲ませすぎないように気をつけましょう。

フォローアップミルクはどんな子に必要?

食事では十分に栄養が摂れていない子に必要

好き嫌いをする子ども
参照元: https://www.photo-ac.com

1日3回の食事をとるようになる9カ月頃から3歳頃の子どもは、偏食や食の細さから栄養不足になりやすいです。食事だけで栄養バランスが摂れていないと感じる場合は、フォローアップミルクを与えると良いでしょう。

とくに鉄分は不足しやすいと言われているため、鉄分を多く含む「レバー」「赤身肉」「あさり」などの食材をとれているか意識してみてください。ほかにも、DHAやオリゴ糖など商品によって配合している栄養素が異なるので、子どもの体調や食材の食べ具合によって選んでみてください。

栄養バランスの良い食事を摂れている子には不要

離乳食を手づかみする子ども
参照元: https://www.photo-ac.com/

一方で、しっかり食事をバランス良くとれている子どもは、フォローアップミルクを飲まなくても問題ありません。1歳頃になったらフォローアップミルクではなく、牛乳で栄養バランスをとると良いでしょう。

フォローアップミルクを飲むタイミングは?

食事後や食間がおすすめ

子どもがおやつを食べる様子
参照元: https://www.photo-ac.com/

食事前にフォローアップミルクを飲むと、お腹がいっぱいになってしまうので、おやつのときや食事と食事の間の時間に飲みましょう。飲みが悪いときは、フォローアップミルクをおやつ代わりにしたり、牛乳の代わりに料理に使ったりするのもおすすめです。

寝る前に飲むのは控えよう

寝かしつけられている子ども
参照元: https://www.photo-ac.com/

寝る前にフォローアップミルクを飲むと、虫歯の原因になるため控えるのがおすすめ。どうしても飲みたい場合は、飲んだあとに白湯や麦茶などで口の中をスッキリさせましょう。また、癖にならないように毎日飲ませるのではなく、少しずつ減らして夜には飲まないように促していってくださいね。

フォローアップミルクの定番商品はコレ!

好き嫌いが多い子どもに!甘めの味で飲みやすい

大手ベビー用品ブランド「和光堂」のフォローアップミルク。食事だけでは摂りにくい、鉄分やカルシウムはもちろん、牛乳にほとんど含まれていないDHAも配合しています。また、甘めな味付けが特徴で、好き嫌いが激しい子どもでも美味しく飲めるでしょう。ネットではもちろん、店舗でも取り扱いしている場所が多いので、手に入れやすいのが魅力です。

高コスパなフォローアップミルクを選ぶならコレ!

便秘気味の子どもにぴったりのビフィズス菌配合

1缶1500円〜2000円前後の商品が多い中、1300円ほどとリーズナブルなフォローアップミルク。鉄分やカルシウム、DHA配合のほか、ビフィズス菌を配合しているのが特徴です。ビフィズス菌には、腸内環境を良くする働きがあるので、便秘気味の子どもにぴったりですよ。

ちょっと試してみたい人や料理に使いたい人はコレ!

甘みを抑えていて料理に使いやすいスティックタイプ

雪印メグミルクのフォローアップミルク。甘みを抑えていて、食事と一緒に飲んだり、料理に使ったりするのにぴったりです。また、鉄分をたっぷり配合しつつ、鉄の風味を抑えて飲みやすくしているのもおすすめのポイント。スティックタイプを選べば、ちょっと試してみたいときにも無駄になりません。

牛乳とフォローアップミルクの違い

フォローアップミルクは牛乳では摂れない栄養も含む

牛乳瓶
参照元: https://www.photo-ac.com/

フォローアップミルク 牛乳
特徴 牛乳にはない子どもに必要な栄養成分を含んでいる カルシウムを摂るのに適している
飲む時期 9カ月頃〜3歳頃 1歳頃〜

フォローアップミルクは、牛乳の代わりとして使われています。しかし、牛乳では摂りにくい鉄やビタミンD、DHAなどの栄養成分を含んでいるため、子どもの栄養バランスを整えられるのが魅力です。

まとめ

今回は、育児用粉ミルクとフォローアップミルクの違いを紹介しました。粉ミルクは母乳の代わり、フォローアップミルクは牛乳の代わりという認識が分かりやすいでしょう。

牛乳の代わりではありますが、子どもに必要な栄養成分を含んでいるので、離乳食だけでは摂れない栄養を補うという点では、牛乳より優れています。離乳食だけでしっかり栄養を摂れているのか心配な人は、フォローアップミルクで手軽に栄養補給してみてくださいね!