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安い包丁と高い包丁の違い
「切れ味の持続性」に差が出やすい
3000円程度の安い包丁と、1万円以上する高い包丁の主な違いは、切れ味の持続性です。安い包丁は、高い包丁に比べて刃の素材が柔らかく、切れ味の落ちるスピードが早いと言われています。
包丁を研げば切れ味が復活するので、安い包丁を選ぶ場合は1ヶ月に1回ほど包丁研ぎをするとスムーズに調理できますよ。
「製品寿命の長さ」が異なる
製品寿命の長さも、価格によって差が出やすいポイントです。高い包丁は刃がすり減りにくく、刃付けや柄の作りも丁寧なため、10年以上長持ちするのが特徴。一方、安い包丁の寿命は1〜3年程度と言われています。
そのため、お気に入りの1本を長く愛用するなら高い包丁が良いですが、料理初心者の方や、初めて1人暮らしをする方は安い包丁から始めてみるのもおすすめです。安くても長持ちする包丁を探している方は、3000〜5000円ほどの中価格帯商品もチェックしてみてください。
安い包丁の選び方
種類で選ぶ
幅広い用途でオールマイティに使える「三徳包丁」
参照元: https://www.amazon.co.jp
メインで使う包丁を探している方には、オールマイティに使える三徳包丁がおすすめ。最もスタンダードなタイプで、肉や魚、野菜など、さまざまな食材のカットに適しています。
ケーキやパンを切るのにも使えるので、料理をあまりしない方も三徳包丁を1本持っておくと良いですよ。
コンパクトで繊細なカットができる「ペティナイフ」
参照元: www.amazon.co.jp
ペティナイフは、刃渡りが短く小回りの利く包丁です。果物や野菜の皮をむくのに役立つほか、おせちのようなお祝い料理で飾り切りをする際にも欠かせません。
1000円前後から購入できるリーズナブルな商品も多いので、サブの包丁として気軽に購入できます。
かたまり肉のカットに適した「牛刀包丁」
参照元: https://www.amazon.co.jp/
牛刀包丁は、分厚いかたまり肉や大きな魚を捌くのに適した包丁。刃渡りが18〜24cm程度と三徳包丁より大きく、重みもずっしりとしています。
小回りが利きにくいのはデメリットですが、使いこなせば料理をスピーディーに進められるため、料理が得意な方や、家族の人数が多いご家庭におすすめです。
刺身をスパっと切れる「柳刃包丁」
参照元: https://www.rakuten.co.jp/
柳刃包丁は、細長い刃と鋭い切れ味が特徴の刺身用包丁。分厚い刺身もスッと切れて、口当たりがなめらかに仕上がります。ただし、固い食材を切るのには適さないので、柔らかい食材に用途が限られる点は気を付けましょう。
刃の素材で選ぶ
コストパフォーマンスを重視するなら「ステンレス」
参照元: pixabay.com
ステンレス製の包丁は、サビに強いのが大きな特徴。さらに、3000円以下のリーズナブルな価格から購入できて、使い勝手にも優れているので、初めて料理をする方にもおすすめです。
ただし、重量のあるステンレス包丁を選ぶと、手に負担がかかるのは難点です。最近では軽量なステンレス包丁も販売されているので、重さを確認して商品を選びましょう。
金属の匂いが気になるなら「セラミック」
参照元: www.kyocera.co.jp
セラミック製の包丁は、食材へのニオイ移りが無いため、金属臭が気になる方におすすめ。軽量ながら切れ味抜群で、女性や子どももストレスなく調理ができます。
ただし、刃に弾性がないため衝撃に弱く、キッチンで落としたりぶつけたりしたときに刃が割れやすいのはデメリット。
プロ仕様の切れ味を求めるなら「鋼」
参照元: www.amazon.co.jp
鋼製の包丁は、プロの料理人も使用する高クオリティなアイテム。切れ味が抜群に良く、厚みのある肉や魚も簡単に料理できるのが魅力です。
1万円以上する高価な商品が多いですが、5000円台で購入できる鋼製の包丁も販売されているので、切れ味の良さを重視して選びたい方はぜひチェックしてください。ただし、鋼製はほかの素材よりもサビやすいため、丁寧にお手入れを行いましょう。
包丁の重さで選ぶ
重さのバランスが取れた「130〜200g」が使いやすい
参照元: pixabay.com
普段使い用の包丁を買う際におすすめな重量の目安は、130〜200g程度です。重い包丁は手に負担がかかって疲れやすいため、毎日使うのには向きません。
しかし、軽すぎても安定感に欠けて食材を切りにくい場合があるので、バランスの良い重さを選ぶのがポイントです。
安い包丁のおすすめメーカー3選
下村工業
下村工業は、日本の三大刃物産地として知られる新潟県三条市で創業した刃物メーカー。中でも、オールステンレスで使いやすさと切れ味にこだわった「ヴェルダンシリーズ」の包丁が人気を集めています。価格は3000円台からとリーズナブルなので、一人暮らしを始める方にもぴったりです。
貝印
貝印は、1908年創業の日本を代表する老舗刃物メーカーです。長い歴史で培った技術の詰まった包丁は、切れ味が良く持続性にも優れているため、長く愛用できるのが特徴。ラインナップが豊富で、用途や予算に合わせて商品を選べます。
ティファール
ティファールは、フランスの調理器具メーカー。チタン強化コーティングや、氷点下での急冷処理など、包丁の耐久性を高める工夫が施されています。また、9cm〜18cmとさまざまなサイズを取り揃えているので、用途別に包丁を使い分けたい方もチェックしてみてください。
おすすめ人気ランキング比較表
商品名 | リンク | 最安価格 | 種類 | 刃の素材 | 刃渡り | 切れ味の良さ | 価格の安さ | 重量バランスの良さ | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 下村工業下村工業 ネオヴェルダン NVD-01 | 3,800 | 三徳包丁 | ステンレス | 16.5cm | 5.0/5.0 | 4.0/5.0 | 4.5/5.0 | |
2 | 貝印貝印 関孫六 茜 三徳包丁 AE2905 | 2,373 | 三徳包丁 | ステンレス | 16.5cm | 5.0/5.0 | 4.0/5.0 | 4.5/5.0 | |
3 | ナガオナガオ 牛刀包丁 | 2,890 | 牛刀包丁 | ステンレス | 18cm | 5.0/5.0 | 4.0/5.0 | 4.0/5.0 | |
4 | 下村工業下村工業 ヴェルダン OVD-11 | 2,980 | 三徳包丁 | ステンレス | 16.5cm | 4.5/5.0 | 4.0/5.0 | 4.5/5.0 | |
5 | ヒロショウヒロショウ ユニバーサルカッティング万能包丁 UC-1000 | 984 | 三徳包丁 | ステンレス | 16.5cm | 4.0/5.0 | 5.0/5.0 | 4.0/5.0 | |
6 | カクセーカクセー 中村孝明 ステンレスサンド万能包丁 NKS-01 | 979 | 三徳包丁 | ステンレス | 16.4cm | 3.5/5.0 | 5.0/5.0 | 4.5/5.0 | |
7 | ティファールティファール フレッシュキッチン シェフナイフ K13403 | 1,250 | 小三徳包丁 | ステンレス | 15cm | 4.5/5.0 | 4.5/5.0 | 3.5/5.0 | |
8 | パール金属パール金属 毘光 ステンレスシャープ三徳包丁 F-2374 | 1,099 | 三徳包丁 | ステンレス | 16.5cm | 4.0/5.0 | 5.0/5.0 | 3.5/5.0 | |
9 | 京セラ京セラ セラミック包丁 三徳包丁 FKR-140 | 5,500 | 三徳包丁 | セラミック | 14cm | 5.0/5.0 | 3.0/5.0 | 4.0/5.0 | |
10 | 貝印貝印 関孫六 ペティナイフ AE2909 | 2,345 | ペティナイフ | ステンレス | 12cm | 4.0/5.0 | 4.5/5.0 | 3.5/5.0 |
安い包丁のおすすめ人気ランキング10選
1下村工業下村工業 ネオヴェルダン NVD-01
3,800 |
★★★★☆4.5 |
切れ味の良さ 5.0価格の安さ 4.0重量バランスの良さ 4.5 |
職人技が光るなめらかで切れ味の良い刃が特徴
フラットフォルムが美しいオールステンレスの三徳包丁。職人が仕上げたなめらかな刃先で、切れ味の良さが魅力です。
刃渡りは16.5cmとやや短く、重さも約130gと軽量なため、女性も扱いやすいのがポイント。また、食洗器で洗えてお手入れも楽ちんです。
2貝印貝印 関孫六 茜 三徳包丁 AE2905
2,373 |
★★★★☆4.5 |
切れ味の良さ 5.0価格の安さ 4.0重量バランスの良さ 4.5 |
コスパ抜群!家庭用包丁の人気アイテム
貝印の中でも特に人気が高い「関孫六」の三徳包丁。材質はステンレス3層鋼を使用していて、鋭い切れ味が長持ちします。
刃渡り16.5cm、重さ140gの丁度良いサイズで、さまざまな食材のカットに使えるのもメリット。3000円前後で購入できて、家庭用にぴったりの商品です。
3ナガオナガオ 牛刀包丁
2,890 |
★★★★☆4.3 |
切れ味の良さ 5.0価格の安さ 4.0重量バランスの良さ 4.0 |
分厚いかたまり肉もスッと切れる牛刀包丁
刃渡りが長く先端が鋭い牛刀包丁。かたまり肉を切り分けたり、魚を捌いたりするときに重宝するので、料理好きの方におすすめです。
素材には硬度の高い「モリブデンバナジウム鋼」を使用していて、丈夫で切れ味が長持ちするのもメリット。ただし、刃が薄いため横からの力に弱く、かぼちゃのように固い食材の調理には向きません。
4下村工業下村工業 ヴェルダン OVD-11
2,980 |
★★★★☆4.3 |
切れ味の良さ 4.5価格の安さ 4.0重量バランスの良さ 4.5 |
トントン切れる軽量モデルで薄切りや千切りに活躍
刃とハンドルに継ぎ目が無いオールステンレスの三徳包丁。130gと非常に軽量で食材をスムーズに切れるので、玉ねぎの薄切りやキャベツの千切りといった調理で活躍します。
また、切れ味の良さも兼ね備えていて、カボチャやニンジンといった固い食材もスパッと切れるため、家庭用にぴったりな包丁です。
5ヒロショウヒロショウ ユニバーサルカッティング万能包丁 UC-1000
984 |
★★★★☆4.3 |
切れ味の良さ 4.0価格の安さ 5.0重量バランスの良さ 4.0 |
1000円以下で購入できるオールステンレス包丁
炭素を多く含むハイカーボンステンレスの万能包丁で、サビへの耐性と鋭い切れ味が魅力です。また、穴あきタイプなので切った食材がくっつきにくく、野菜のスライスと相性抜群。
価格も1000円以下と非常にリーズナブルなので、オールステンレス包丁を初めて試してみたい方にもおすすめです。
6カクセーカクセー 中村孝明 ステンレスサンド万能包丁 NKS-01
979 |
★★★★☆4.3 |
切れ味の良さ 3.5価格の安さ 5.0重量バランスの良さ 4.5 |
料理人監修の握りやすい万能包丁
カクセーと料理人の中村孝明さんがコラボ開発した万能包丁。手に馴染んで握りやすいゆるやかなカーブのハンドルで、手首への負担が少なく楽に調理ができます。
7ティファールティファール フレッシュキッチン シェフナイフ K13403
1,250 |
★★★★☆4.2 |
切れ味の良さ 4.5価格の安さ 4.5重量バランスの良さ 3.5 |
世界的に評価される「レッドドットデザイン賞」を受賞
ステンレスの刃にチタン強化コーティングを施した包丁。コーティングの効果で食材が刃にくっつきにくく、スムーズなカットを実現します。
また、革新性、機能性、エコロジーなど9つの専門的な観点から評価される「レッドデザイン賞」において入賞し、世界的にも高く評価されています。
8パール金属パール金属 毘光 ステンレスシャープ三徳包丁 F-2374
1,099 |
★★★★☆4.2 |
切れ味の良さ 4.0価格の安さ 5.0重量バランスの良さ 3.5 |
劣化しにくいオールステンレスで長く使える
パール金属が販売するオールステンレス型の三徳包丁。ハンドル部分までステンレスなので、長く使っても劣化しにくいのが魅力です。
また、高品質ながら1500円以下とリーズナブルな価格で購入できるため、出費を抑えたい方にもおすすめ。一方、重量が220gと重くやや扱いにくいのは注意ポイント。
9京セラ京セラ セラミック包丁 三徳包丁 FKR-140
5,500 |
★★★★☆4.0 |
切れ味の良さ 5.0価格の安さ 3.0重量バランスの良さ 4.0 |
カラフルな7色から好きな色を選べる
セラミック製品で有名な京セラが販売する三徳包丁。心地よい切れ味が持続します。また、包丁には珍しいカラフルな7色展開で、気分や好みに合わせて色を選べるのも嬉しいポイント。
一方、耐久性には欠けるため、固い食材を切ったり床に落としたりすると刃こぼれしやすいのはデメリットといえます。
10貝印貝印 関孫六 ペティナイフ AE2909
2,345 |
★★★★☆4.0 |
切れ味の良さ 4.0価格の安さ 4.5重量バランスの良さ 3.5 |
サビにくいステンレス三層鋼で長く使える
貝印が展開する包丁ブランド「関孫六」のペティナイフ。60gと非常に軽いのが特徴で、小回りが利くため小さい食材のカットに最適です。
一方、サイズが小さいため固い食材や厚い肉の調理には向かず、用途が限られるのは注意ポイント。
包丁の研ぎ方
シャープナーか砥石を使って研ぐ
包丁は食材やまな板との接触によって徐々に刃が削れ、切れ味が悪くなっていきます。そのため、毎日ストレス無く料理をするためには、包丁研ぎが大切です。
シャープナーで研ぐ方法と、砥石で研ぐ方法があるので、それぞれの手順をチェックしてやりやすい方を選んでください。
シャープナーで研ぐ手順
1 | シャープナーを平らな場所に設置する |
2 | シャープナー内の砥石に水を掛ける |
3 | 包丁を差し込んで10回ほど手前に引く ※前後させず繰り返し手前側に引くのがポイント |
4 | 包丁を洗って乾燥させる |
砥石で研ぐ手順
1 | 砥石を15分程度水に漬ける |
2 | 砥石が滑らないよう濡れ布巾の上に置く |
3 | 砥石に対して45度の角度で包丁の根元を当てる |
4 | 砥石との角度が15度になるように刃を下ろす ※10円玉を2枚重ねて置くと角度がチェックしやすい |
5 | 砥石全体を使って刃を10〜20往復させる |
6 | 表面と同じ手順で裏面を研ぐ |
7 | 刃先に削りカスの「カエリ」が出るまで繰り返す |
8 | 数回研いで「カエリ」を落とし、包丁を洗って乾燥させる |
包丁を研ぐタイミングは?
軽い力でスッと切れなくなったら研ぐ
包丁を研ぐタイミングは素材や使用頻度によって異なりますが、「トマトがスッと切れずに潰れる」、「玉ねぎのみじん切りが目に染みやすい」といった状態になったら、なるべく早く包丁を研ぎましょう。
切れ味の良い包丁を使うと、食材をスッと切れて断面がでこぼこしないため、酸化を抑えて新鮮さが長持ちします。また、舌触りもなめらかになり、料理がワンランク美味しく仕上がりますよ。
三徳包丁の使いやすい長さは?
ざくざく切れて小回りも利く刃渡り16.5cmがベスト
普段使い用の三徳包丁を選ぶ際は、刃渡り16.5mを目安に選ぶのがおすすめです。多くのメーカーから販売されている長さで、肉や魚、野菜などさまざまな食材をを快適に調理できます。
一方、包丁がまな板からはみ出す場合や、手が小さくて大きい包丁を扱えないという方には、ひと回り短い刃渡り14〜15cmの小三徳包丁もおすすめです。
ペティナイフの使いやすい長さは?
皮むきしやすい刃渡り10cm前後がおすすめ
野菜や果物の皮むき用にペティナイフを購入するなら、小回りが利く刃渡り10cm前後の商品がおすすめ。繊細なカットができるため、飾り切りをする際にも役立ちます。
まとめ
包丁は、種類や素材によって切りやすさやお手入れのしやすさ、適している用途などが異なります。安くて機能性に優れた商品もたくさんあるので、自分に合った包丁を選んで每日の料理を楽しみましょう!
また、包丁を使う際に欠かせない「まな板」と、肉や葉野菜をパパっとカットしたいときに便利な「キッチンバサミ」のおすすめ商品も紹介しています。包丁とあわせて購入したい方は、ぜひ参考にしてください。
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